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どんまい訪問記

 1月29日 ちらちらと雪が舞い落ちる日、私とどんまい相談員の訪問記が始まった。

 市民アリーナ、エントランスからちょっと薄暗い廊下を入った所に、スペースばるーんがある。
「どうぞ中へ。」の声に誘われて、やや緊張しながらも部屋の中に入ると、外の寒さを忘れさせるような暖かさと明るさを感じた。
「こちらに来て子ども達の様子をみてくださーい。」どんまい相談員は、わたしを置いて奥へと…。あわててついて行くと、相談員はすでに先生とお話を始めていた。なんてフレンドリーなとこでしょう!

 ここで、スペースばるーんの紹介をしよう。

 平成10年、常滑市教育委員会指導・運営のもと適応指導教室『スペースばるーん』が、開校した。
以前は、中央児童館に設置されていた児童相談室で、不登校の子ども達のケアーに当たっていたが、悩みを抱える子どもの増加と、保護者の(相談室を教育機関として認めて欲しい。)との要望に答えての発足であった。
 場所は、市民アリーナの一室・備品は、旧西浦北小のリサイクル品・コンピューターは、ロータリークラブからの寄付と、まさに手作りと善意での始まりだった。
 そんな暖かい教室に今13人の子ども達が通っている。

 では、話をもとに戻そう。            

 その日、教室にいた子は2人の女の子と1人の男の子、それぞれ思い思いの事をやっていた。が、1人の女の子が熱心にぬっていたのは、2月22日に予定されているイベントの案内状だった。何も見ないで描かれたピカチューはとてもかわいかった。 
                     
 しばらくすると、まじめそうな1人の青年がやってきた。彼はボランィアに来ている日福大の学生だった。ここは、こういった学生やOB・保護者の助けがあって成り立ってている。
 子ども達は、緩やかな規律のもと、文化活動、社会見学や上の体育館での運動で1日を過ごし、徐々に学校への復帰をめざしている。
 ただ、私の個人的な意見としてだが、いろいろなかたちの学校があっていいはず、「わたしは○○小学校」「ぼくは私立の○○中学」「わたしはスペースばるーん」と、選べるようになるとよいのではないか。画一された環境より、のびのび育て、自立させる事の大切さを重んじたい。

 さて、イベントのご紹介をしよう。

 年1回開催されるもので、教職員や保護者ら、日ごろお世話になっている人に感謝しようという趣旨で、『喫茶ばるーん』を1日だけ開業している。
    
今年度(2002年)も、2月22日市民アリーナにて行われた。パン・お菓子・アレンジフラワー・日用雑貨の即売。うーぷすによる生演奏。壁面には日頃の活動が紹介されていた。

    

             お問合せ先   スペースばるーん  TEL0569-35-7348


         

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