自然のささやき

今年3月25日、21世紀最初の万博「愛・地球博」が開幕しました。
「自然の叡智」のテーマのもとに、持続可能な社会を築いていくための
科学技術や、社会システム、ライフスタイルの変化を見せ、体感してもらうべく、世界中の国々や団体や市民がこの万博に参加しています。
これを機会に、わたし達は身近な自然にもっと関心をもちませんか?
そして、未来社会の存続にかかわるかけがえのない自然をもう少し大切に感じてみませんんか?

  4月の異称

旧暦の5月は現在の6月にあたります。明るい初夏と暗い梅雨シーズンとの相反した印象が同居している月です。「五月晴れ」(さつきばれ)は明るいですが、「五月雨」(さみだれ)は暗いからです。五月、皐月、早月などと書いてどれも「さつき」と読みます。
「目に青葉、山ほととぎす初鰹」の句がありますようにすがすがしい印象からは、早苗月、多草月、薫風、開明、鶉月(うずらづき)などの命名もあります。


  4月の異称 

初夏、空は抜けるような青空で、空気に湿気がなく、心地よい風が新緑の間を吹き渡っていきます。風薫り、まさに爽快な季節です。
鯉が舞い、花々が咲きにおい、人々が行楽にいそしむシーズンです。この好天気が何日も続くのは、幾つかの高気圧のせいです。春の気象の後を受けて移動性高気圧が多く、これが時には大陸まで東西に長く伸びる高気圧の帯を形成します。こうなると晴天は長続きします。しかし、この上空に寒気が入って、日中、大きな積乱雲が発生、雹(ひょう)が降ることもあります。暑からず、寒からずの季節のなかの異変です。

 

  4月の異称


美浜町、河和の慶樹院の牡丹

美浜町、I家の庭のグミ

美浜町、上野間のあやめ

常滑市、菖蒲池のツツジ

美浜町、稲早公園の藤

常滑市、新緑の高砂山公園からセントレアを望む

知多市、旭公園の池で元気に泳ぐ鯉

常滑市、小脇公園の鯉のぼりとつつじ

  4月の異称

いかり草、白根葵、浜昼顔、シロツメクサ、アカツメクサ、水芭蕉、藤、ライラック
つつじ、芍薬、牡丹、スズラン、あやめ、かきつばた

  4月の異称

鯵(あじ)、いさき、鰹(かつお)、きす、真鯛、乳魚、鱒(ます)

  4月の異称

南瓜、春菊、かぶ、さやえんどう、グリーンピース、蚕豆、筍、玉葱、蕗(ふき)、蕨(わらび)、キャベツ、キュウリ、トマト、ナス

食卓は自然への入り口です。おいしくて栄養も豊富な旬のものを
是非、献立に取り入れましょう!


 2005年 4月号

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