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- VOL2. 点訳に使う道具 -

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点字は一般的には6点式が使われ、すべて6個の点で表わします。

14
25
36

これを凸(●)と平ら(○)をつけて表わし指で読みとれるようにします。
左から右へ横に読んでいきます。

あ(A)   い(I)   う(U)   え(E)   お(O)  
●○
○○
○○
●○
●○
○○
●●
○○
○○
●●
●○
○○
○●
●○
○○

上の表は読むときのもので、打つときは裏返しになります。
右から左へ横に1マスずつ打っていきます。
これを凹()平ら(○) 
41
52
63

お(A)   え(I)   う(U)   い(E)   あ(O)  


○○
●●

○○
●●
○○
○○


○○

○○
○○

しかも、決まった位置に行もずれないように
一定の間隔で凹凸の点を打たないと読みとることができません。

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そこで、私たちは目的に応じていろいろな点字器を使い分けています。

点字盤(板)

3タイプあり左側が携帯用、右側が一般用です。

ちょっと厚めの紙を(B5サイズ)
ずれないように固定してはさみ込み、
専用の鉄筆(点筆)で
1〜6の点の位置を打つと
下にくぼみがあり、そのくぼみにそって
紙に一定の凹が出るようになっています。

読むときとは左右逆転して点字を打っていきます。

右から一点ずつ打っていき、右側の点字板は
2行打つと行換えのための定規を移動して打ちます。

修正は下が平らな所で
点筆のグリップの丸みを使って
紙を平らになるように押さえます。

点字盤ははがきや名刺にでもうち出すことができます。
タイプライター(ライトブレイラー)



カニタイプです。(⇔パーキンスタイプ)


1〜6の点に合わせて指をおき、
それぞれの点を
1度に打ち出すことができます。
パソコン

機関紙など、部数がたくさん必要なとき、
単行本など、随時同じ内容のものが必要なとき、
短期間で大量の点訳をするときなどで、
パソコンを使うことが多くなってきました。

(後でデータをつなぎ合わせることができる。
校正が簡単。
データを残せば必要なときに点字プリンターで印刷できる)



点訳用のソフトは無償で配布されているものもあります。
また、点訳のルールを詳しく知らなくても
そのデータ作成ができます。
パソコンを使える方はお気軽に、ぜひご協力ください!!

(スキャナーを活用すると、
入力の手間もかなり省けるように
なってきています。)


ただし、常滑市には点字を打ち出せる
点字プリンターがないので、
現在は、半田市で打ち出しをさせてもらっています。

どこかで古い点字プリンターでも
余ってくるようなことがあったら、
ぜひ私たちに譲ってください
/(^.^)/ !
最後に
ページ数の多いものは
製本機にかけます。
製本機 



こうして、たびだち 6部完成!!
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