お薦め本の紹介コーナー  

冊の本がきっかけで、自分を見つめ直し、
  生きかたが変わったり悩みを解決できることがあるかもしれません。
 たまには、テレビのスイッチをoffして 
 自分の心に栄養を与えてみま
せんか?

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亀甲鶴、青春(上、中、下)        
小栗風葉著
岩波文庫
各460円+税
 明治時代に活躍した半田市出身の作家、小栗風葉(1875−1926年)をご存知ですか?
 泉鏡花と並ぶ尾崎紅葉の門下生で、紅葉の未完作「金色夜叉」を紅葉の死後、完成させたことでも知られ、哲学者の梅原猛さんはおいに当たるそうです。その風葉が知多半島の酒蔵を舞台に書いた小説「亀甲鶴(きっこうづる)」の中で造られた日本酒が常滑の沢田酒造常務の森下肇さん中心に明治の技法の生産で4年ががりで完成したそうです。銘柄はずばり「亀甲鶴」残念ながら小説「亀甲鶴」は絶版になったようですが、森下肇さんによる復刻版が半田図書館にて借りられます。
 なお、小栗風葉の「青春(上、中、下)」は現在も岩波文庫から出版されています。郷土の作家作品をこの機会に是非、読んでみてはどうですか?
浪費が止まる ドイツ節約生活の楽しみ
サンドラ、へフェリン著
光文社
829円+税
著者のサンドラはロンドン生まれ、ミュンヘン育ちで小学校の2年生から5年生まで日本で過ごしました。96年に再来日して環境市民の会で活動しながら、TBSテレビ「ここがへんだよ日本人」に出演、現在はフジテレビ「ウオッ!チャ」でレポーターとして活躍中です。
この本はドイツ人がなぜケチに徹し、秩序を重んじ、環境問題にうるさく言うのかをふまえてドイツ流の節約術を紹介しています。
ドイツ人の受け継がれてきた節約の知恵は
 ・人間らしく生きる
 ・健康でありたい
 ・環境に優しく
という人間が生きていくうえでの思想、哲学になっています。わたしたち日本人が見習うべき点が多々ある生き方だと思います。

父と息子 イチローと私の21年                           
鈴木宣之著
二見書房
1,300円+税
アメリカ大リーグのマリナーズでのイチローの活躍は連日、マスコミを騒がせています。オールスターのファン投票でもロドリゲスを抜いてアリーグのトップに立ったようで日本人の誇りでもあります。
愛知県西春日井郡豊山町で誕生したイチローの21年の軌跡を綴ったこの本は、平成7年に出版されたものでもう読まれた方も多いかもしれませんが、イチローのお父さんがどのようにイチローを育てどのように野球とかかわったかが詳しく書いてあります。
スパルタ訓練ではなく、本人の自主性を尊重し自由にやらせ、子供の目の高さで控えめに謙虚に子供と接する親の態度は本当に感心させられます。
まさに、この親にしてこの子あり・・・・。
キレない子に育てる食事メニュー                                           
 鈴木雅子著
河出書房新社
667円+税
最近、子供たちがコンビニの前や道路に座ってペットボトルのジュース片手にパンやスナック菓子を食べている光景をよく見かけます。中には、それが食事がわりだという子もいるようで驚くばかりです。やはり食事というのは、その日の出来事を話し合いながら家族のコミュニケーションをはかるために大事なことだと思います。
この本は何をどう食べさせればキレない子に育つのか!激増する生活習慣病から子供をいかに守るのか!栄養バランスのとれた手軽に作れる食事の献立とレシピの数々を具体的に紹介しています。
また、中年太りの気になるお父さん、お母さんにもお薦めの一冊です。


   明治の日本酒、濃くても後味すっきりの「亀甲鶴」は6月17日に沢田酒造で発表会を開いた後
          名古屋市東区東外堀町の酒店「吉田屋」で販売するそうです。                         

               

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