梅雨明け間近で夏休みのリゾート計画に忙しい今日この頃ですね。
   一冊の本との出会いもあなたの心をリフレッシュしてくれるかもしれません。

                 さあ、夏の読書計画もお忘れなく!                                                           

 子盗り           
                                             海月ルイ著
                                             文藝春秋刊
                                            1,467円+税
阿久比町在住の主婦が書いたサントリーミステリー大賞、読者賞受賞作品!
皆さんは、阿久比町在住、1958年生まれの主婦兼作家でいらっしゃる海月ルイさんをご存知ですか?今年2月に「子盗り」という作品で第19回サントリーミステリー大賞、読者賞をダブルで受賞されました。もちろん、初めての受賞ではなく、1998年には「シガレツト・ロマンス」という作品で第5回九州さが大衆文学賞を、同年「逃げ水の見える日」で第37回オール読物推理小説新人賞を受賞なさっています。
この「子盗り」という作品は、題名からも推察できますように子どもに恵まれない夫婦がある産婦人科医院から子どもを盗もうとしたことから始まるミステリーです。望んでも子どもを産めない女、離婚して子どもを奪われた女、どうしようもなくて子どもを産んだ女達の三者三様の感情が交錯する見事な展開のストーリーです。とりわけ、結末は私にとっては、意外でした。家族の幸せのあり方、子どもをもつことの喜びとその責任の重大さについて考えさせられ、大変内容の深いものであると思いました。今後、朝日放送でテレビドラマ化が決定されていますので、小説で読んでからまた、映像で見るのも楽しいと思います。
 ライオンは眠れない
                                     サミュエル・ライダー著
                                           実業之日本社
                                            857円+税
新聞、雑誌で話題騒然のべストセラー
今年、結構長く売れ続けている本のようです。この本の著者は38歳のイギリスの青年で世界100カ国以上を15年以上も放浪し、5年程日本でも過ごしたそうです。日本についてのレポートをまとめていたのですが、先日、友人の結婚式で中国の北京へ出掛けた折に、彼は不思議な書物に出会いました。それは、動物達が登場する寓話なのですが、自分のまとめた日本の社会現象を予言するレポートと妙に符合したのです。彼はそれをシンクロニティー、共時性、考えられないような不思議な偶然の一致ととらえています。自分のレポートが同質の波動をもつ謎の寓話を引き寄せたのではないか?それは、レポートが真実を捉えている証しで、まもなくそれは現実となるのではないか?というのです。内容は、これから日本で100年に一度あるかないかの大変動が起きようとしているというものです。預金封鎖が起こり、デノミが実施される・・・・。この方法でしか日本経済を破産から救う道はないという驚くべきものです。
日本の破産を救う道、Xデ−は本当に訪れるのでしょうか?

      
             目からうろこの  
          日頃使っている言葉は、実はこんな意味だったのです

        日韓共催のサッカーワールドカップはブラジルが優勝し、6月30日に盛況に閉幕しました。
       皆さんは、仕事も手につかず、テレビのサッカー中継に「首っ丈」ではありませんでしたか?

「首っ丈(くびったけ)」    首の長さと愛の関係とは?
男性にネクタイを贈ると「あなたに惚れている」という意味になるそうだ。女性にネッカチーフをプレゼントすることも同じ意味になる。なぜか、首に関係のある品が愛情の表現になっているが、これも日本語から見ると当然なのかもしれない。
すっかり惚れこむことを「首っ丈」と言うが、もとは「首丈」、つまり足もとから首までの丈からきている。転じて「首までどっぷりつかる。」の意になった。つまり、私はあなたに「どっぷりよ」というわけだ。
               

       

とにかく、イギリスのデイビッド・ベッカム選手の日本での人気は、「お墨つき」でした。
町でベッカムヘアーの若者を見かけると、微笑ましくなりませんか?
「お墨つき(おすみつき)」       何がつくのか?                  昔の将軍、大名は配下の家来を領地替えしたり、勲功をたたえて石高(こくだか)をあげたりするときは、その旨をうやうやしく墨で書き、文書にしたためたものだ。この文書は、将軍や大名の「保証書」のようなもので、「お墨つき」をもらえば、まずひと安心といったところだった。ワープロや口頭の「お墨つき」は、いつ反古(ほご)になるものやら。            

                             柴田 武著 「常識として知っておきたい日本語」 幻冬舎より

                    あなたの解釈や使い方は正しかったでしょうか?               


  今月のおすすめ読書の「子盗り」は著者の海月ルイさんのお知り合いの方からご紹介をしていただきました。
誠にありがとうございました。これからも、私たちの郷土にゆかりの作家のご紹介、おすすめ本のご紹介の情報をどんどんお寄せください。また、皆さんのご意見やご感想を「気楽に井戸端会議」へ書きこんでください。よろしくお願いします。
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