一度しかない人生です。
会って話すことのできる友達、先生の数はどうしても限られます。
それが、本さえ開けば、古今東西のいろいろな人々の人生に耳を傾けられる。
素晴らしいことですね。
                                   北村薫「みんな本を読んで大きくなった」より

食べるな、危険!                          日本子孫基金著
                                                講談社
                                            1300円+税

                                                                                                                                                                                                 食品の隠された事実     
この本を出版した日本子孫基金は、レモンが店頭から消えた12年前の「日米レモン戦争」、虫が遺伝子操作でじゃがいもの葉を食べて死ぬ5年前の「衝撃映像」、環境ホルモンが溶け出していることを指摘した4年前の「カップ麺戦争」を仕掛けた団体です。消費者が会費を出して基金を作り、危険な化学物質の調査や検査をしようと設立され、その活動は国内ばかりでなく、海外でも高く評価されているようです。
先日、天皇陛下が前立腺がんの手術を受けられましたが、今や、日本人の3人に1人ががんを患っているそうです。もちろん、食品だけがその原因のすべてではありませんが、一因になっていることも否定できないと思います。
3年位前に出版された「買ってはいけない」という本同様、この本もやはり、内容が衝撃的です。機関銃で撃たれそうになりながらのフィリピンのパイナップル処理場の撮影の資料もあります。しかしながら、去年、狂牛病や不当表示の問題が表面化したように、これが食の現実なのです。
この本のよいところは、わたし達に不安を与えるのではなく、どういう物を選んだらよいのか、また、表示の見方、読み方、ラップ、スーパーの選び方を教えてくれているところです。
危険な食べ物をなくすためには、わたし達消費者が賢くなり、安全な食べ物を選び、危険な食べ物を買わないようにすることだと思います。食費は多少、高くなるかもしれませんが、自分の生命を守り、日本の農業を守り、豊かな人生を送れることにもなるのではないでしょうか。
みんな本を読んで大きくなった                                      
                                      朝の読書推進協議会編
                                             メディアパル
                                             950円+税
                                                                人気作家があなたに贈るメッセージ
今、全国で400万人以上の学生が「朝の読書」で本を読んでいることをご存知ですか。「朝の読書」とは、「毎日やる」「みんなでやる」「好きな本でよい」「ただ読むだけ」を4原則にした自由な読書です。
「本から、学校では学べないもう一つの勉強をしていきたいと思います。わたしにとって読書は、もう一つの学校です。」
これは、「朝の読書」を体験している中学生の感想文です。
この本は、その「朝の読書」でよく読まれている作家の方々に、子どもの頃の本との出会いや本を読むことの楽しみについて語ってもらったものです。河合隼雄、赤川次郎、北方謙三、鈴木光司、立松和平、宮部みゆきさん等32人の人気作家の方々のメッセージです。そして、それぞれの方々のプロフィール、子どもの頃の好きだった本、好きだった作家も紹介してあります。案外、ベストセラー作家の好きだった本が自分と一緒だったりすると、親近感がわいてきて、「自分の感性も捨てたものじゃないなあ。」と、ちょっとうれしくもなったりします。
この本は、特に、読書が好きではない人、読書が面倒だと思っている人におすすめしたいと思います。一日、5分でも10でもいいから、おもしろそうな本を読んでみようと思わせてくれる、本の素晴らしさが実感できる本だからです。

      
   
            目からうろこの  
                  日頃使っている言葉は、実はこんな意味だったのです

                          
                 半田市有楽町の「ジャスコ半田店」が3月1日から、県内第1号店として  
                      「鳴りもの入り」で24時間営業に踏み切りました。

「鳴りものり入り」    にぎやかなほうが、人気も出るのか?
歌舞伎には、その名が示す通り、常磐津(ときわず)、長唄、浄瑠璃(じょうるり)などの歌と舞が欠かせない。歌はとくに重要で、舞台のそでで三味線や太鼓などの鳴りものが演奏され、にぎやかにはやし立てて、舞台を盛り上げる。これが「鳴りもの入り」だ。
昔の歌舞伎の観客は、なかなか目の高い連中がそろっていて、新しい役者がいくら鳴りもの入り」でデビューしても、下手だとなれば、見向きもしなかったという。現代の新人スターも同じで、芸能プロダクションがいくら莫大な宣伝費を使ってにぎにぎしく売り出しても、実力がなければあとが続かず、みじめなことになる。誇大な宣伝は、ツケが高くつく。

急増するコンビニエンスストアに対抗して、騒音対策等で条件が整ったので
実施することとなったようですが、わたし達消費者は、その必要性があるのか、
少々、「戸惑いを覚える」のが本音です。
「戸惑いを覚える       戸が迷うとどうなるのか?               
団地など同じような棟が並んでいると、酔っぱらって帰ったときに、隣家を我が家と間違えることがある。大きなホテルもしかり。新婚旅行で、入る扉を間違えて、隣の部屋に入った新郎が、暗闇の中で見知らぬ女性であることに気がつかなかったという、笑い話のような実話があるという。
「戸惑う」は、そもそも入るべき家や部屋の「戸」がわからなくてまごついてしまうことだった。これから、何かに直面してまごつくことと一般に用いられるようになった。先の話の場合、、本当に「戸惑う」のは、言うまでもなく、入った人間より、入られた相手だ。           

                              柴田 武著 「常識として知っておきたい日本語」 幻冬舎より

                    あなたの解釈や使い方は正しかったでしょうか?              
 

                                  

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