飢餓  貧困


先日の中日新聞の日曜版の特集記事を見ましたか?
日本は。不景気、雇用不安、経済不安で騒いでいますが、世界中では、1日1ドル以下で生活している人が12億人、2ドル以下で生活している人が30億人もいるそうです。

 一時期話題になった『世界がもし100人の村だったら』(マガジンハウス)式で言うと、5人に1人は1ドル以下の生活、100人のうちなんと50人は2ドル以下で生活をしているということになるのです。

 不況、経済不安といっても日本はまだまだ贅沢の限りをつくしているといっていい。
 そして、税で集めたお金を鈴木宗男問題で明るみに出たODA・贅沢三昧の外務省ロシア公邸・交通量の少ない高規格道路の建設…といった無駄な公共投資につぎ込んで、一般生活者に還元できないでいます。(もちろん、有用な公共投資もありました。そのために尽力した正義感の強い公務員もいます。)

 さて、このような状況の中で、私たち日本人の存在意義はどうあるべきなのでしょうか。
 黒柳徹子さんがユニセフ国連大使となって一生懸命世界を飛び回り、マスコミを利用して世界の惨状を訴えています。経済後進国は、廃墟の中から立ち上がった日本が希望の星だといっていまだに目指しているそうです。

 私たち自体も行き方を変えるときです。経済成長をしなくても、収入は減ったとしても、安心して生きられる見本を示すときがきているのではないでしょうか。



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 2002.8.21.UP