2001/8/19(日) 「見にいこみゃぁ藤前干潟と名古屋市ゴミ焼却場」 主催:モラロジー地球愛クラブ ちた『地球村』事務局長をはじめ会員5名が名古屋市の最新式ゴミ焼却場と その真向かいに広がる藤前干潟を見学してきました。 |
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名古屋市ごみ焼却場 別名、新南陽工場 名古屋市港区藤前2-101 電話052-303-0700 |
藤前干潟 伊勢湾の最奥部、 庄内川・新川・日光川の河口部 名古屋市港区藤前 |
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見学日は日曜日で収集はありませんでした。 これでも夏場は例年どおり、少ないほうで目盛り6〜8mぐらいでした。 ガラス越しに見学したのですが、説明どおり臭いが外に漏れ出てきませんでした。 |
見学会は干潟が干潮になる日時を選んで行われました。 | |
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ごみピットの写真・向かって右側の壁の半分くらいのところまでは下から目盛が1〜20(m)まで刻まれおり、年末にはここのメモリ20mをこえるほどごみがいっぱいになるそうです。(この写真はパンフレットのもので、20mのところまでごみが溜まっています。) 現在の名古屋市方式による分別をはじめて、当施設でも確かにごみは減っています。 |
護岸からは石ころに見えましたが、双眼鏡をあててビックリ!! エェ〜ッ!! 一面カニ・カニ・カニ!! 干潮に合わせてカニがゆっくりゆっくり活動開始。 その数は想像以上でした。 |
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日曜日でもごみクレーンは正確に動いていました。 コンピュータ制御により休日はこの広い建物をたった8人体制で管理できるほどと、驚くほど省力化がなされていました。 ゴミ燃焼時のエネルギーで高出力発電を行い 工場内で利用、 余りは南陽プールに温水を供給したり 電力会社に売却しています。 |
「藤前干潟を守る会」会長の辻淳夫先生の案内で安全なルートから干潟におりていきました。 岸に近い岩にはカキがはりつき、 砂や泥の中には、大きなシジミがごろごろ。 シジミは足の裏で簡単に探し出せます。 でも、「環境ホルモンが心配なのでこれから子供を産む人は食べないで」と辻淳夫先生。う〜ん残念!? |
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可燃ゴミの中にこんなものが燃え残っていることがあるそうです。一体元はどんな大きさのどんなものだったのでしょうか。 | 3〜5mmほどの小さな穴 周りが盛り上がっているのはゴカイ 逆にすり鉢型なのはアナジャコ 同じすり鉢型でも穴がツルツルしているのはアナジャコ していないのは、食事のためにだけ穴を掘るスナモグリ |
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燃えかすが大量に出ます。 ”クリンカ” どこかで聞いたと思ったらこのようなクリンカを再利用して常滑市の企業が有用で環境にやさしい焼物「植栽板」を完成させました。おっと脱線(^_^;) |
これらの中から目星をつけた穴をひとつ堀りおこし、 「ほら、これがアナジャコですよ」と辻先生が観察させてくださいました。 砂や泥の中をよく見るとヨコエビやハゼの稚魚などの小さな生き物がいっぱい。 |
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新しく完成した名古屋市ごみ焼却場 別名、新南陽工場の外観です。 この日も2つの炉でゴミ焼却中ですが煙は? 排ガス・排水の安全性に配慮された処理が行われていました。 しかし、飛灰やクリンカやなどの最終処分は岐阜県の愛岐処分場に・一部三重県の民間業者に埋め立てを委託しており、これらの処分場は有限なのです。 |
何種類もの鳥たちが餌を求めてやってきます。 ゴムぞうりやつっかけをぬいで素足になり、気持ちのよい泥パックをしながら どんどん歩いて行ってしまいました。(場所によっては貝殻で足に怪我をしたり、深みや足が抜けなくなる場所もあり危険です。、干潟に詳しい人の指示に従って下さい。) |
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■モラロジー地球愛クラブ ■藤前干潟を守る会会長「藤前干潟からの循環型社会」 ■藤前干潟 ■日本湿地ネットワーク ■日本野鳥の会の保護活動 |
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台風11号の通過後だったので 藤前干潟を守る会の皆さんたちによる漂流物の片付けがあちこちでこまめに行われていました。 昨年9月の大雨後の土砂やゴミによる干潟の生き物への影響も大変なものでした。 表面近くの真っ黒なヘドロ状の層はそのときの堆積物・死の海になった痕跡だそうです。 後日「藤前干潟を守る会」のHPを見て納得。 守る会 によるイベント 「藤前干潟探険隊、カニカニウオッチング」が開催されていたのでした。 |